窓・サッシリフォームの費用相場|カバー工法・交換・防音・断熱の工事別に比較

「窓を断熱・防音にしたいけど、費用はどのくらいかかるの?」「カバー工法って何が違うの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。窓・サッシのリフォームには、カバー工法・はつり工法・内窓(二重窓)設置などいくつかの工法があり、目的や予算に応じて最適な選択肢が異なります。この記事では、工法別の費用相場から補助金情報、業者選びのポイントまでまとめて解説します。2026年現在の最新の補助金制度も合わせてご確認ください。

目次

窓・サッシリフォームの工法の種類

窓・サッシのリフォームは、どの工法を選ぶかによって費用・工期・効果が大きく異なります。まず、それぞれの工法の違いを理解することが大切です。

カバー工法(外窓交換)

カバー工法とは、既存の窓枠を残したまま、その上に新しいサッシ・ガラスを取り付ける工法です。壁を壊す必要がないため、工事が1窓あたり半日〜1日程度で完了することが多く、短工期・低コストで外窓を交換できます。

デメリットとしては、既存枠の上に新しい枠を被せるため、窓の開口部(実際に光が入る面積)が少し狭くなる点があります。ただし、その差はわずかであることがほとんどです。現在もっとも普及している窓リフォームの工法であり、断熱性・防音性・デザインをアップグレードしたい場合に広く採用されています。

はつり工法(窓本体交換)

はつり工法とは、既存の窓枠ごとすべて撤去し、壁を一部壊して新しいサッシを取り付ける工法です。窓の大きさを変えたり、サッシの位置を移動したりする際に必要になります。

開口部を広げたり、窓を完全に新品に取り替えることができるため、最終的な仕上がりは最も綺麗です。しかし、内外の壁補修・左官工事が必要になるため、工期が長く費用も高くなります。大規模なリフォームや建て替えに近いリノベーションで選ばれることが多い工法です。

内窓(二重窓)の設置

内窓とは、既存の窓の内側にもう1枚窓を取り付けて「二重窓」にする工法です。外窓を交換するのではなく、室内側に樹脂サッシの窓を追加します。

カバー工法よりもさらに短時間(1窓あたり1〜2時間程度)で設置でき、費用も比較的リーズナブルです。断熱・防音・結露防止の効果が高く、特に賃貸でも設置できる製品(撤去可能なタイプ)もあります。マンションでの窓リフォームで人気の選択肢となっています。

工法別の費用相場

窓・サッシリフォームの費用は、窓の大きさ・ガラスの性能・工法の違いによって大きく変わります。以下に工法別の費用目安をまとめました。

カバー工法の費用

カバー工法の費用は、1窓あたりの窓サイズと性能によって異なります。

窓のサイズ・種類 費用の目安(1窓あたり)
小窓(トイレ・浴室・廊下など) 15万〜25万円
腰窓(一般的な居室の窓) 20万〜35万円
掃き出し窓(大型のリビング窓) 30万〜50万円以上

ガラスの性能(シングルガラス・ペアガラス・トリプルガラス)や、サッシ素材(アルミ・樹脂複合・オール樹脂)によっても価格が変わります。断熱性能の高いオール樹脂サッシ+トリプルガラスはコストが高い分、省エネ効果と補助金の対象になりやすいという特徴があります。

はつり工法の費用

はつり工法は壁の解体・補修が伴うため、カバー工法よりも費用が高くなります。1窓あたりの目安は以下の通りです。

窓のサイズ・種類 費用の目安(1窓あたり)
腰窓(居室の標準サイズ) 30万〜60万円
掃き出し窓(大型) 50万〜100万円以上

壁の仕上げ材(外壁タイル・塗装など)によって補修費用が大きく変わります。また、工事中に窓が使えない期間が発生するため、施工スケジュールの調整も必要です。費用対効果を考えると、窓の大きさを変えたい・デザインを一新したいという明確な目的がある場合以外は、カバー工法や内窓を先に検討するのが合理的です。

内窓(二重窓)の費用

内窓の設置費用は、3工法の中でもっとも安価です。

窓のサイズ・種類 費用の目安(1窓あたり)
小窓(60cm × 90cm程度) 3万〜6万円
腰窓(90cm × 120cm程度) 5万〜10万円
掃き出し窓(大型) 8万〜15万円

内窓は補助金の対象にもなっており(後述)、実質的な負担額をさらに抑えることができます。断熱・防音の目的であれば、まず内窓を検討する方が費用対効果に優れています。

目的別の工法の選び方

窓リフォームを検討する目的によって、最適な工法は変わります。それぞれの目的別に推奨する工法をご紹介します。

防音を重視する場合

防音効果を最大化したい場合は「内窓(二重窓)の設置」が最も効果的です。窓と窓の間に空気層ができることで音の伝わりを大幅に軽減します。特に、道路沿いや線路近くの物件、楽器演奏や在宅ワークに集中したい方に向いています。

選ぶガラスによっても防音性能が変わります。防音ガラス(合わせガラス)を使った内窓は、通常の複層ガラスと比べてさらに高い防音効果が期待できます。費用は上がりますが、騒音に悩んでいる方は検討する価値があります。

断熱・省エネを重視する場合

断熱・省エネを目的とする場合は、「内窓の設置」または「カバー工法による外窓交換(樹脂サッシ+ペアガラス以上)」が適しています。窓からの熱損失は建物全体の30〜50%を占めるとも言われており、窓の断熱性を上げることは冷暖房費の削減に直結します。

内窓は費用が抑えられるため費用対効果が高く、カバー工法による樹脂サッシへの交換は外観の改善も同時にできます。どちらを選ぶかは予算と目的に応じて判断しましょう。

防犯を重視する場合

防犯目的なら、カバー工法または内窓のいずれかで「防犯ガラス(合わせガラス)」を採用することが効果的です。防犯ガラスは複数の樹脂フィルムが挟み込まれた構造で、ガラスを割っても貫通しにくいため、不法侵入のリスクを大幅に下げられます。

また、窓に後付けできる防犯フィルム(ガラスへの貼り付けタイプ)との組み合わせや、クレセント錠を補助錠付きのものに変えるだけでも防犯性能は向上します。まずは低コストの対策から始め、必要に応じてガラス交換を検討するのがおすすめです。

2026年に使える補助金・助成金

窓リフォームには2026年現在も国の補助金制度があります。補助金を活用することで、実質的な工事費用を大幅に抑えられる可能性があります。

先進的窓リノベ2026事業

国土交通省・経済産業省・環境省が連携して実施する「先進的窓リノベ事業」は、住宅の断熱窓への改修を支援する補助金制度です。2026年も引き続き実施されています。

主な補助対象工事と補助額の目安は以下の通りです。

工事の種類 補助額の目安(1窓あたり)
外窓交換(カバー工法) 58,000円〜266,000円
内窓設置(二重窓) 7,000円〜115,000円
ガラス交換のみ 3,000円〜50,000円程度

補助額は窓の断熱性能(Uw値)とサイズによって細かく設定されています。性能の高い窓ほど補助額も大きくなります。補助金の申請手続きは、国に登録された「住宅省エネ登録事業者」を通じて行う必要があるため、必ず登録事業者に依頼することが条件です。業者を探す際は「住宅省エネ登録事業者かどうか」を事前に確認しましょう。

補助金の予算が上限に達した時点で受付終了となるため、工事を検討している場合は早めに動くことが大切です。

自治体の補助金

国の補助金に加え、都道府県・市区町村が独自の省エネリフォーム補助金を設けているケースがあります。国の制度と重複して受けられる場合もあるため、お住まいの自治体のホームページや窓口で確認することをおすすめします。

補助金の申請は工事着工前に手続きが必要なケースがほとんどです。「工事が終わってから申請しよう」と後回しにすると補助金が受け取れないことがあるため、必ず業者と補助金申請のスケジュールを事前に確認してください。

参考情報:窓リフォーム研究所:2026年度の窓リフォーム補助金・助成金制度スマート修繕:窓カバー工法の費用と補助金ガイド

業者選びのポイント

窓・サッシリフォームの業者を選ぶ際に注意すべきポイントをまとめました。

① 住宅省エネ登録事業者かどうかを確認する
先進的窓リノベ事業の補助金を利用する場合、国に登録された住宅省エネ登録事業者でなければ申請できません。補助金を使いたい場合は、業者選びの段階で登録の有無を必ず確認してください。

② 現地調査を行ってくれる業者を選ぶ
電話やメールだけで見積もりを出す業者には注意が必要です。窓のサイズ・既存サッシの状態・壁の構造などを実際に確認しないと、正確な費用は出せません。現地調査を無料で行ってくれる業者に依頼しましょう。

③ 複数社に見積もりを依頼する
窓リフォームの費用は業者によってかなりのばらつきがあります。最低でも2〜3社から見積もりを取り、内容と価格を比較することをおすすめします。見積書には「使用するサッシ・ガラスのメーカーと型番」「保証内容」「補助金申請の代行が含まれているか」を明記してもらいましょう。

④ 施工実績と口コミを確認する
実績の少ない業者は施工品質にばらつきが出ることがあります。業者のウェブサイトや口コミサイトで施工事例を確認し、特に窓リフォームの実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

窓・サッシリフォームの費用は工法によって大きく異なります。内窓(二重窓)設置は1窓あたり3〜15万円程度とリーズナブルで断熱・防音効果が高く、費用対効果の面でも優れています。カバー工法による外窓交換は15〜50万円程度で外観の改善も同時にでき、はつり工法は費用が高い代わりに開口部の変更など自由度の高いリフォームが可能です。

2026年現在、先進的窓リノベ事業の補助金を活用することで、実質的な工事費用を大幅に抑えることができます。補助金の受付は予算上限があるため、検討中の方はできるだけ早めに住宅省エネ登録事業者に相談することをおすすめします。

まずは見積もりを取ることから始めましょう。CLASEOでは、お住まいのエリアの対応業者を無料で比較できます。

参考文献

  • 環境省「先進的窓リノベ2025事業」https://window-renovation.env.go.jp/
  • 国土交通省「住宅省エネ2025キャンペーン」https://www.mlit.go.jp/
  • 一般社団法人 日本サッシ協会「サッシの性能と選び方」https://www.jsma.or.jp/

CLASEOでリフォーム会社を比較しよう

あなたのお住まいのエリアで、信頼できるリフォーム会社を無料で比較できます。まずはお気軽にご相談ください。

無料で見積もり依頼する

この記事の執筆者
CLASEO編集部
知識ゼロで実家のリフォームを業者に発注したら大失敗した経験から、これからリフォームする方には失敗してほしくないと思い執筆している。実際のトラブル事例をもとに、見積もり比較の重要性と業者選びのポイントを発信中。
リフォームで損しないために
まずは無料で比較することが重要です
\かんたん1分入力で完了!/
無料で見積もり依頼

※本ページはPR・広告が含まれます。サービスの掲載順位は編集部の独自基準により決定しており、広告収入の多寡のみで順位が決まるものではありません。