フローリング張り替えリフォームの費用相場【6畳・LDK・全室別に解説】

フローリング張り替えリフォームの費用相場【6畳・LDK・全室別に解説】

「床がきしむようになってきた」「フローリングに傷や汚れが目立ってきた」――床のリフォームを考えたとき、真っ先に知りたいのが費用の目安ではないでしょうか。フローリングの張り替えは工法や床材の種類によって費用が大きく変わります。この記事では、6畳・LDK・全室といった面積別の費用相場を徹底解説。張り替えと重ね張り(上張り)の違いや、費用を安くするコツも合わせてお伝えします。

目次

フローリング張り替えとは

フローリングの張り替えとは、既存の床材を撤去して新しい床材を貼る工事のことです。住宅の床材は毎日の生活で踏まれ続けるため、年月が経つと傷・へこみ・変色・きしみが目立ってくるほか、水回り付近ではカビや腐食が進むこともあります。

床のリフォームは大掛かりに見えますが、1部屋あたりの工期は1〜3日程度(張り替え工法の場合)。既存の床材を上から重ねる「重ね張り(上張り)」なら、さらに工期が短縮できます。

交換時期の目安

フローリングの一般的な寿命は15〜30年程度ですが、使用環境によって大きく変わります。以下のサインが現れたら張り替えの検討をおすすめします。

  • 歩くとキシキシと音がする
  • 表面の傷や擦れが広範囲に広がっている
  • フローリングが浮いていたり、踏むと沈む感じがする
  • 変色・色あせが目立つ
  • 水回り付近で腐食やカビが発生した

特にきしみや沈みがある場合は、下地(根太・合板)が傷んでいる可能性があります。放置すると補修費が大きくなるため、早めの対処が重要です。

張り替え vs 重ね張り(上張り)の違い

フローリングのリフォームには主に「張り替え(既存床を剥がす)」と「重ね張り(上張り)」の2つの工法があります。それぞれの特徴を理解して、状況に合った工法を選びましょう。

張り替え(既存床を剥がす)

既存の床材を全て撤去してから新しいフローリングを施工する工法です。撤去・処分費がかかるため費用は高めですが、下地の状態を直接確認・補修できるため、しっかりとしたリフォームができます。床が傷んでいる・きしみがある・築15年以上の場合には張り替えが推奨されます。

費用目安(6畳):9〜18万円(複合フローリングの場合)

重ね張り(上張り)

既存の床材の上から新しいフローリングを重ねて貼る工法です。撤去・廃材処分のコストがかからないため費用を抑えられ、工期も短くなります。床が比較的きれいな状態であれば有効な選択肢です。ただし、床の高さが数ミリ上がるため、ドアの開閉や段差に注意が必要です。

費用目安(6畳):6〜14万円(複合フローリングの場合)

どちらを選ぶべきか

比較項目張り替え重ね張り(上張り)
費用高め安め
工期1〜3日/室半日〜1日/室
下地補修可能不可(下地が見えない)
床の高さ変わらない数mm上がる
適している状況きしみ・腐食・築古表面の傷・色あせのみ

床材の種類と費用の違い

フローリングの費用は床材の種類によっても大きく変わります。主な選択肢を以下に解説します。

複合フローリング(合板)

合板などの基材に薄い化粧材(木目シートや突き板)を貼り合わせた床材です。日本の住宅で最も多く使われており、コストパフォーマンスと耐久性のバランスが良好です。1㎡あたりの材料費は3,000〜8,000円程度。傷がつきにくい加工品やペット対応品など、機能性の高い製品も豊富に揃っています。

無垢フローリング

1本の木から削り出した床材です。天然木の質感・香り・経年変化が楽しめるため、自然素材にこだわる方に人気があります。ただし、複合フローリングと比べて費用が高く、1㎡あたりの材料費は5,000〜15,000円以上。湿気による伸縮が大きいため、施工技術と適切なメンテナンスが必要です。

クッションフロア・フロアタイル

クッションフロアはビニール素材の床材で、水回りに強く防水性が高いのが特徴です。1㎡あたりの施工費込みの費用は2,000〜5,000円程度と安価で、トイレ・洗面所・脱衣室などに多く使われます。フロアタイルはさらに耐久性が高く、木目や石目調のデザインも豊富です。

面積別の費用相場早見表

複合フローリング(標準グレード)を使った張り替え工法での費用目安は以下の通りです。重ね張りの場合は2〜4割程度安くなります。

6畳の費用相場

6畳(約10㎡)のフローリング張り替えは9〜18万円が相場です。複合フローリングの張り替えで9〜14万円、無垢フローリングなら12〜21万円程度。重ね張りなら6〜14万円程度に抑えられます。きしみや傷が一部だけであれば、補修(リペア)という選択肢もあり、1〜3万円程度で対応できる場合もあります。

8畳・10畳の費用相場

8畳(約13㎡)では12〜22万円、10畳(約17㎡)では15〜28万円程度が目安です。寝室やダイニングなど、比較的大きな部屋のリフォームに多い規模です。

LDK(16〜20畳)の費用相場

LDKは住宅の中で最も使用頻度が高く、傷みも進みやすい場所です。16〜20畳(約26〜33㎡)のLDKのフローリング張り替えでは20〜45万円程度が相場です。キッチン付近は油汚れや水分による腐食が起きやすいため、下地補修費が加算されるケースがあります。

全室一括の費用相場

2LDK〜3LDKの住宅全体を一括で張り替える場合は50〜150万円程度が目安です。面積や床材のグレード、下地の状態によって大きく変わります。複数の部屋をまとめて依頼することで、移動・養生費の節約や単価の値引き交渉がしやすくなります。

施工範囲張り替え(複合)重ね張り(複合)
6畳9〜18万円6〜14万円
8畳12〜22万円8〜17万円
10畳15〜28万円10〜21万円
LDK(16〜20畳)20〜45万円14〜32万円
全室(2LDK〜3LDK)50〜150万円35〜100万円

追加費用が発生するケース

見積もりの金額より実際の費用が上がることがあります。以下のような場合は追加費用が発生することを念頭に置いておきましょう。

  • 下地の腐食・傷みが激しい場合:根太(ねだ)や合板の交換が必要になると、3〜15万円程度の追加費用が発生します。
  • 段差・不陸の調整:床に傾きや段差がある場合は、下地の水平調整が必要です。
  • 家具の移動:大型家具の移動を業者に依頼する場合は別途費用が必要です。施主が事前に移動しておくと節約になります。
  • 床暖房対応品を選ぶ場合:床暖房対応フローリングは通常品より1〜2割高くなります。また、床暖房システム自体の施工も必要です。
  • 防音性能が必要な場合(マンション):マンションでは管理規約で防音等級(LL-45・LL-40など)が定められていることが多く、対応品への指定があります。

費用を安くする4つのコツ

  1. 工法を見直す:床の状態が比較的良ければ重ね張りが有効。張り替えと比べて2〜4割コストを削減できます。
  2. 複数の部屋をまとめて依頼する:一度の施工で複数部屋を対応することで、移動・養生費が節約でき、業者交渉もしやすくなります。
  3. 複合フローリングを選ぶ:無垢材にこだわりがなければ、複合フローリングで十分な耐久性と見た目を実現できます。
  4. 一括見積もりサービスを活用する:複数の業者に一度で見積もりを依頼できるサービスを使えば、相場より高い業者を除外しやすくなります。

業者選びのポイント

フローリングのリフォームを依頼する際は、以下の点を確認しましょう。

  • 施工事例と口コミを確認する:実際の仕上がり写真や口コミで信頼性を確認。フローリング工事の実績が豊富な業者を選ぶ。
  • 見積書が詳細に記載されているか:床材費・施工費・撤去費・廃材処分費が分けて記載されている業者は信頼性が高い。
  • 下地確認を現地で行うか:床の状態は現場を見ないと正確に判断できません。現地調査に来てくれる業者を選ぶ。
  • マンションの場合は管理規約対応品かを確認:防音等級など管理組合の条件を満たした床材を提案してくれるか確認しましょう。

まとめ

フローリングの張り替え費用は工法・床材・施工面積によって大きく異なります。6畳なら9〜18万円(張り替え)または6〜14万円(重ね張り)、LDKなら20〜45万円程度が目安です。きしみや腐食がある場合は必ず張り替え工法を選び、下地も確認してもらいましょう。費用を抑えるには複数部屋のまとめ施工と相見積もりが効果的です。

参考:フローリング張り替え費用はいくら? – リショップナビ床・フローリング張り替えのリフォーム費用相場 – SUUMO

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参考文献

  • 国土交通省「住宅リフォームの実態調査」https://www.mlit.go.jp/
  • 一般社団法人日本フローリング工業会「フローリングの基礎知識」https://www.jfa-floor.or.jp/
  • 公益財団法人住宅リフォーム推進協議会「リフォーム工事費用相場データ」https://www.j-reform.com/
この記事の執筆者
CLASEO編集部
知識ゼロで実家のリフォームを業者に発注したら大失敗した経験から、これからリフォームする方には失敗してほしくないと思い執筆している。実際のトラブル事例をもとに、見積もり比較の重要性と業者選びのポイントを発信中。
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