玄関リフォームの費用相場|ドア交換・タイル・土間の工事別まとめ

玄関リフォームの費用相場|ドア交換・タイル・土間の工事別まとめ

「玄関をリフォームしたいけど、費用はどれくらいかかる?」「ドア交換のほかに何が必要?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。玄関は家の顔であり、第一印象を大きく左右する場所です。また、断熱性や防犯性にも直結するため、リフォームの費用対効果が高い箇所の一つです。

この記事では、玄関リフォームにかかる費用をドア交換・タイル・土間・収納などの工事別に詳しく解説します。2026年に使える補助金情報や、業者選びのコツも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

玄関リフォームにかかる費用の目安

玄関リフォームといっても、工事内容はさまざまです。ドアだけを交換するのか、タイルも替えるのか、収納まで一新するのかによって費用は大きく変わります。まずは工事内容ごとの費用目安を確認しましょう。

玄関ドア交換の費用相場

玄関リフォームで最も多いのがドアの交換です。ドア交換の費用は工法と製品グレードによって大きく変わります。

工事の種類 費用の目安 工期
ドア本体のみ交換(枠流用) 20万〜40万円 半日〜1日
カバー工法(かぶせ工法) 30万〜60万円 1〜2日
はつり工法(枠ごと撤去・新設) 50万〜100万円 2〜3日

ドアのグレードによっても費用は変わります。標準的な片開きドアであれば30万〜50万円前後が目安ですが、電子キーや高断熱タイプを選ぶと60万〜90万円程度になることもあります。

玄関ドアのメーカーは、リクシル(LIXIL)・三協アルミ・YKK APなどが代表的です。各メーカーのショールームで実物を確認してから選ぶと、後悔が少なくなります。

タイル張り替えの費用相場

玄関の床タイルは経年劣化やひびわれが起きやすい部分です。タイルの張り替えは、デザインをリフレッシュするだけでなく、転倒防止や防水性の向上にもつながります。

工事内容 費用の目安
タイル張り替え(1㎡あたり) 8,000円〜2万円/㎡
標準的な玄関(約1〜2㎡) 2万〜6万円
タイル撤去・処分費用 1万〜3万円(別途)

タイルの素材によって費用が大きく変わります。一般的な磁器タイルであれば比較的安価ですが、天然石(大理石・御影石)を使用すると1㎡あたり3万〜5万円以上になることもあります。床暖房との組み合わせを希望する場合は、施工費が別途かかります。

また、既存タイルの上から新しいタイルを重ねて張る「重ね張り工法」は、撤去費用が不要なため安くなりますが、段差が生じるため床の高さが変わる点に注意が必要です。

土間リフォームの費用相場

玄関土間は、モルタルやコンクリート仕上げが多く、ひびわれや汚れが目立ちやすい箇所です。土間のリフォームには、表面の補修から全面打ち直しまでさまざまな方法があります。

工事内容 費用の目安
モルタル補修・ひびわれ補填 1万〜5万円
モルタル仕上げの全面打ち直し 5万〜15万円
タイル→モルタル仕上げへ変更 10万〜20万円
土間を広げる(拡張工事) 20万〜50万円以上

土間を広げるリフォームは、玄関スペースを広く使いたい・自転車やベビーカーを置きたいというニーズで増えています。ただし、間取りに関わる工事のため費用が大きくなりやすく、マンションでは制約がある場合も多いです。

収納・照明リフォームの費用

玄関リフォームでは、シューズクローク(下駄箱)の入れ替えや照明の交換もよく行われます。

  • シューズボックス交換:5万〜30万円(幅・グレードによる)
  • シューズクローク新設:30万〜100万円(造作収納の場合)
  • 照明交換(LEDダウンライト等):1万〜5万円/箇所
  • センサーライト設置:2万〜8万円

収納が増えると玄関がスッキリし、日々の使い勝手が向上します。ドア交換や床タイル工事と合わせて依頼すると、施工費の節約にもなります。

工事方法別の費用比較(ドア交換)

玄関ドア交換の工法は主に「カバー工法」と「はつり工法」の2種類があります。それぞれの特徴と費用を比較してみましょう。

カバー工法(かぶせ工法)

カバー工法とは、既存のドア枠を撤去せず、その上から新しいドア枠とドアを取り付ける工法です。

  • 費用:30万〜60万円
  • 工期:1〜2日(通常1日で完了することが多い)
  • メリット:工期が短く、外壁を傷めない。廃材が少ない
  • デメリット:既存枠の上から施工するため、開口部が若干小さくなる

現在の玄関ドア交換の主流はカバー工法です。既存枠の劣化が激しくない場合は、ほとんどのケースでカバー工法が選ばれます。リクシルのリシェント、YKK APのドアリモ、三協アルミのノバリスなどが代表的な商品です。

はつり工法(枠交換工法)

はつり工法とは、既存のドアと枠を完全に撤去し、外壁を開口して新しい枠とドアを取り付ける工法です。

  • 費用:50万〜100万円
  • 工期:2〜3日
  • メリット:開口部のサイズを変えられる。枠の腐食が進んでいる場合も対応可能
  • デメリット:外壁の補修が必要になり、費用と工期が増える

はつり工法は、枠の劣化が激しい場合や、ドアのサイズを変えたい場合に選ばれます。費用は高くなりますが、仕上がりはより自由度が高くなります。

玄関リフォームで使える補助金2026年版

玄関ドアを高断熱タイプに交換するリフォームは、国や自治体の補助金対象になることがあります。うまく活用することで、数万〜数十万円の費用削減が可能です。

先進的窓リノベ2026事業

断熱窓の改修を支援する制度で、玄関ドアを断熱性能の高いドアに交換する場合も対象になります(窓の改修と同時に行う必要があります)。

  • 補助額(玄関ドア単体の場合):大サイズ(親子ドア等)で約11万〜16万円、小サイズ(片開き等)で約8万〜12万円
  • 条件:登録施工業者による施工であること。窓の断熱改修と組み合わせての申請が必要

みらいエコ住宅2026事業(旧:子育てエコホーム支援事業)

省エネ・断熱改修を支援する制度で、玄関ドア交換も対象工事に含まれることがあります。

  • 補助上限:子育て世帯・若者夫婦世帯は最大100万円、その他の世帯は最大40万円
  • 条件:対象となる工事(断熱改修・エコ設備の導入など)との組み合わせが必要。詳細は公式サイトを確認

補助金の申請は原則として施工業者が行います。補助金対応業者かどうかを事前に確認してから依頼しましょう。

自治体独自の補助金

各市区町村でも、断熱改修やバリアフリー工事に対する独自の補助金を設けている場合があります。お住まいの自治体のホームページや相談窓口で確認してみてください。国の補助金と併用できるケースもあります。

マンション・賃貸での玄関リフォームの注意点

マンションに住んでいる場合、玄関ドアは「共用部分」に該当することが多く、勝手に交換することができません。

  • 分譲マンション:玄関ドアの外側(外観)は共用部分。交換は原則として管理組合の許可が必要。内側の塗装や内装変更は認められることもある
  • 賃貸住宅:ドアはオーナーの所有物。基本的にリフォームは不可。内窓(二重窓)の設置も要確認

マンションでも「玄関ドアの一斉交換」を管理組合が主導するケースが増えています。その機会を活用するのが、費用を抑えつつきれいにリフォームできる方法のひとつです。

玄関リフォームの代わりに、原状回復が容易な「ドアシート貼り」や「ドアノブ・ドアハンドルの交換」でイメージチェンジする方法もあります。賃貸の方にはこうした方法がおすすめです。

業者選びと相見積もりのコツ

玄関リフォームを成功させるには、信頼できる業者選びが重要です。特に以下のポイントを確認しましょう。

  • 施工実績の確認:玄関リフォームの実績が豊富な業者を選ぶ。施工事例写真や口コミを確認する
  • 補助金申請の対応可否:補助金を活用したい場合は、登録施工業者かどうかを確認する
  • 保証内容の確認:施工後の不具合に対する保証期間と内容を明確にしてもらう
  • 見積もりの内訳確認:材料費・工賃・処分費などの内訳が明記されているか確認する

見積もりは最低でも3社から取ることをおすすめします。金額だけでなく、対応の丁寧さや説明のわかりやすさも業者選びの判断材料になります。「安さ」だけで選ぶのではなく、アフターフォローや保証も含めて総合的に判断しましょう。

一括見積もりサービスを使うと、複数社への問い合わせが一度で済み、比較がしやすくなります。

まとめ

玄関リフォームの費用とポイントをまとめます。

  • ドア交換は工法によって30万〜100万円が目安。カバー工法が主流で短期間に完了
  • タイル張り替えは2万〜6万円程度(標準的な玄関の場合)
  • 土間リフォームは補修なら5万円以下から、全面打ち直しで5万〜15万円
  • 収納・照明を合わせてリフォームすると玄関全体の印象が大きく変わる
  • 2026年は先進的窓リノベ事業・みらいエコ住宅支援事業などの補助金が活用可能
  • マンションは管理規約の確認必須。賃貸は原則不可
  • 相見積もりは3社以上が基本。補助金対応可否も必ず確認

玄関はリフォームの効果が目に見えてわかる場所です。費用対効果が高く、住まい全体の印象を大きく変えられます。まずは地元のリフォーム会社に相談して、見積もりを取ることからはじめてみてください。

■ 参考情報

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参考文献

  • 国土交通省「子育てエコホーム支援事業」https://kosodate-eco.jp/
  • 一般財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅リフォームの費用相場データ」https://www.chord.or.jp/
  • 公益財団法人住宅リフォーム推進協議会「リフォーム工事統計データ」https://www.j-reform.com/
この記事の執筆者
CLASEO編集部
知識ゼロで実家のリフォームを業者に発注したら大失敗した経験から、これからリフォームする方には失敗してほしくないと思い執筆している。実際のトラブル事例をもとに、見積もり比較の重要性と業者選びのポイントを発信中。
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