階段リフォームの費用相場|手すり設置・滑り止め・全面張り替えの価格を比較

「手すりがなくて転びそう」「フローリングが滑りやすくなった」——階段は住宅内で最も転倒事故が多い場所のひとつです。手すり設置・滑り止め・踏み板張り替えなど、工事の種類ごとの費用相場と、使える補助金・介護保険制度をまとめて解説します。

目次

リフォームが必要なサイン

次のような状況が当てはまる場合、階段リフォームを検討するタイミングです。

  • 手すりがない、または古くてグラつく
  • フローリングや塗装が古くなり滑りやすくなった
  • 踏み板の端が欠けていたり、きしみ音がする
  • 65歳以上の家族がいて、上り下りに不安がある
  • 勾配が急で毎回上るのがつらい

工事の種類と費用相場

手すり設置

最もコスパが高く手軽に実施できる工事です。高齢者・妊婦・小さな子どもがいる家庭で特に効果的です。

工事内容費用目安
直線階段への手すり設置(3m)3〜6万円
L字・U字階段(折り返しあり)7〜15万円
壁補強が必要な場合(石膏ボード壁など)+2〜5万円

石膏ボードのみの壁に手すりを取り付けると、体重をかけた際に抜けてしまう危険があります。必ず壁の構造を確認し、下地補強を行うことが重要です。

滑り止め設置

最も低コスト・短工期で実施できる工事です。

工事内容費用目安
滑り止めテープ貼り付け(全段)1〜2万円
樹脂製・金属製滑り止め部材の設置3〜8万円
ノンスリップ(アルミ製金具)取付(全段)5〜10万円

踏み板の張り替え・オーバーレイ

踏み板が傷んでいる・色が褪せている場合に有効な工事です。

工法費用目安(13段)特徴
オーバーレイ(かぶせ張り)15〜30万円既存踏み板を剥がさず施工。工期1〜2日
踏み板の完全張り替え25〜50万円劣化が進んだ場合に有効

全面リフォーム(勾配緩和)

急すぎる勾配を緩やかにしたり、形状を変える大規模工事です。勾配緩和で30〜80万円、形状変更(直線→L字・U字)で60〜150万円が目安です。構造体にも関わるため専門業者への相談が必須です。

費用相場まとめ

工事種類費用目安工期
滑り止め設置1〜10万円半日〜1日
手すり設置(直線)3〜6万円半日〜1日
手すり設置(L字・U字)7〜15万円1〜2日
踏み板オーバーレイ15〜30万円1〜2日
踏み板完全張り替え25〜50万円3〜5日
勾配緩和・形状変更30〜150万円1週間〜

補助金・介護保険制度

介護保険の住宅改修費支給(最大18万円)
要介護1〜5・要支援1〜2の認定を受けている方が対象。手すり設置・滑り止め・勾配緩和などの工事に対し、費用の最大9割(上限20万円の工事に対して最大18万円)が支給されます。
注意:工事前にケアマネジャーや市区町村窓口に事前申請することが必須です。工事を先に始めると補助を受けられません。

バリアフリー改修の税制優遇
手すり設置・段差解消などのバリアフリー改修で、所得税の税額控除(最大62,500円)や固定資産税の減額(3分の1)を受けられる場合があります。最新情報は国土交通省または税務署にご確認ください。

失敗しないための注意点

壁の下地を必ず確認する:石膏ボードのみの壁に手すりを設置すると体重で抜ける危険があります。下地補強を必ず行いましょう。

手すりの高さ・太さを適切に設定する:一般的には床から75〜85cmが目安。握りやすさを考えると直径32〜36mmが標準的です。

複数社で相見積もりをとる:同じ工事でも業者によって費用が2〜3倍異なるケースがあります。最低2〜3社に依頼して比較しましょう。

参考:階段のリフォーム費用相場(SUUMO)

よくある質問

Q. 介護保険を使うにはどうすればいいですか?
①ケアマネジャーに相談→②市区町村へ事前申請→③工事実施→④支給申請、という流れです。必ず工事前に申請してください。

Q. 手すりと滑り止めはどちらを先につけるべきですか?
手すりを優先することをおすすめします。転倒した際に体を支えられるのは手すりだけです。予算が限られている場合はまず手すりを設置し、次のタイミングで滑り止めを追加する順番が効果的です。

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参考文献

  • 厚生労働省「介護保険における住宅改修費支給について」https://www.mhlw.go.jp/
  • 国土交通省「高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」https://www.mlit.go.jp/
  • 公益財団法人住宅リフォーム推進協議会「バリアフリーリフォームのポイント」https://www.j-reform.com/
この記事の執筆者
CLASEO編集部
知識ゼロで実家のリフォームを業者に発注したら大失敗した経験から、これからリフォームする方には失敗してほしくないと思い執筆している。実際のトラブル事例をもとに、見積もり比較の重要性と業者選びのポイントを発信中。
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